フレキシブル導波管接続部かん合標準が公示されました
11/20にフレキシブル導波管接続部かん合標準(JIS C6610 )が公示に至りました。
この標準は代表の渡邊が弊社を立ち上げる前(前職でフレキシブル導波管の開発を行っていた頃)から関わったものであり、これが公示に至ったことは弊社としてとても大きいトピックといえます。
この標準化に向けた下準備は2021年の11月には開始しており、その後の日本規格協会様への相談を経て、2022年5月末に(株)米澤物産様から新市場創造型標準化制度への申請をいただき、これが採択となったことで、取り組みが本格化しました。具体的な取り組みは2022年10月から記録があり、日本規格協会様の方々に相談に乗っていただきながら(株)米澤物産様と共に標準の草案づくりと原案作成委員会の立ち上げ準備を進めました。皆様のご協力のお陰で、2023年の2月には第一回の原案作成委員会を開催することできています。
上記JISが公示に至ることができたのは、関わっていただいた全ての方のお陰です。この場で皆様のお名前を出してお礼を記したいところですが、ご迷惑をおかけする可能性もあり差し控えますが、心から感謝の念を抱いております。原案作成委員会の立ち上げから標準の公示に至るまで約3年もの期間を要したことは、ゼロからの技術立ち上げの大変さを如実に表しているように思えます。自らの苦労もありますが、「技術は力の結集なくしては進まない」、「現在の技術が先人の努力の上にある」ことを感じる取り組みでした。
フレキシブル導波管の実用化に向けては、接続部かん合標準だけでは(言うまでもなく)十分とはいえません。今後の中でコネクターとしての標準化、フレキシブル導波管そのものの標準化、評価方法の標準化なども必要であり、標準化に関することに限っても「まだまだやるべき事がは山積している」状況です。でも、、、ひとつひとつ壁を破り、フレキシブル導波管のための規格が、1つめの標準が出来上がったことは事実です。
技術的に有望でも、市場の無い技術には人も資金も投入できない、、これが当たり前の世の中で「夢」をエネルギーに協力してくださる方々も居た。結果として出来上がったこの標準は、フレキシブル導波管開発において大きい到達点だと考えています。
ご協力をいただいた方々に心から改めて感謝を申し上げます。今後ともどうか宜しくお願いいたします。
追:
そもそも弊社が会社組織を採った理由のひとつが、「この標準化に関わり続けるためには法人所属の方が都合が良い」ことにありました。即ち、この標準化がなければ(もしかしたら)弊社は存在していないかもしれない訳です。もう少しいえば、導波技術研究所という名前も、標準化が無ければ違ったのかもしれません。(法人化した理由が「標準化に関わる為」という側面があったことで、「堅い名前を付けた」=漢字の羅列が堅いかは?ですが、軽く見えることは無いと思った=ことも事実です。)
いろいろな意味で意義深いこのJIS標準C6610です。この標準を活かすことが出来るよう、今後も積極的にフレキシブル導波管の技術開発を進めたいと思います。

